アレ屋

バイクで登山口まで

2018年11月23-24日兵庫県氷ノ山(須賀ノ山)

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冬に備えて下見しておこうと、氷ノ山に行って来ました。

ヤマレコの投稿記事によると、2日前までは積雪が無かったようなので、呑気にアイゼンも持ち込まずに向かった私を待ち受けていたものとは。

登山口

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いつものごとく、JR八鹿駅から全但バスで氷ノ山登山口で下車します。

記事にしていない分も含め、今年何回目なのか。

 

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見上げると、山に白いものがチラホラ。えっ。

なるほどこれが寒波。しかもガスり具合が雨と違って輪郭のはっきりしないもやもや雲。

寒いのは承知していましたが雪なんて全く想定していなかったため、引き返そうか悩みましたが、行けるところまで偵察することに。

 

福定親水公園

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さらに20分ほど歩いて福定親水公園へ。

今回は東尾根ではなく、ここから登り始めます。昨年の5月は福定親水公園側から登り、東尾根経由で下りました。

alessiareya.hatenablog.jp

 

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登り始めてすぐにうっすら積雪しており、道中もずっと降雪していました。視界も悪かったので諦めて下山する登山者と何組かすれ違いました。

 

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氷ノ山越え避難小屋でこんな感じ。時折、ハイカットの靴が埋もれるくらいの積雪具合。スパッツを履いていないので慎重に歩きます。それでもちょいちょい雪が入り込んで冷たい。

山頂

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さむい。

めっちゃさむい。吹雪いています。ご覧の通りの視界です。冬です。

一応、まだ11月なので山頂のトイレは開いていましたが、雪で扉が開かないので、除雪する必要があります。

山頂避難小屋

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避難小屋に逃げ込んでも寒い。

 

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梯子を登ると布団がたくさんあったので、拝借しようすると…

 

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マムシ

 

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………

 

えらいもんを見つけてしまったぞと思いつつ、見なかったことにして寝床作りへ。ブツは注意喚起を込めて置いたままにされているのでしょう😨

 

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床が板張りではなく畳というのがありがてぇ。板張りはホント寒いです。その上にZ lite solを敷きます。

ついでに汗で濡れたインナーやソフトシェルを乾かします。ハクキンカイロを片手にやっていましたが、指がまともに動きません。年始でもこんなに寒くなかったのに。

 

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寒さはさておき、行動食を食えども腹は減るので少し早い夕飯に。16時半くらい。

無印ルーロー飯です。スターアニスの香りが充満します。とにかく寒いのでシュラフに包まったまま調理していました。

食べた後はすぐ就寝。寝たり起きたりを繰り返して翌朝4時頃起床。

翌朝

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昨晩より大分暖かいです。手がかじかみません。シュラフから抜け出てもそんなに寒くありません。いや、寒いです。

計画変更

元々の計画では1日目に山頂から氷ノ山越えまで折り返して、大平頭避難小屋に泊まる予定でした(翌朝の鉢伏山への縦走を見越して)

しかし昨晩も降雪があったようで、積雪具合が分からないことから、アイゼン無しでは無謀と判断し、下山することにしました。

下山開始

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6時ちょうどに出発。まだ日が出ていないのでヘッデンを点けて。この後、失くしました。

 

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昨日はガスって目の前の視界もままなりませんでしたが、霧氷が出来ていることに気付きました。パッキパキ。

 

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氷ノ山越まで戻って来たので一旦、休憩に。ここで荷物を降ろした時にヘッデンを落としてしまった様子。多分…

 

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ここまで誰ともすれ違わず、自分の踏み跡を辿って戻って来れました。

時折、立ち止まり、来た道を振り返ると、風も一瞬止んでしーんと静まり返った空気を感じて、この瞬間がたまらなく好きです。

 

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滑ったり、転んだりしつつ、無事に下山。駐車場が一杯になっていたので今日は登山日和なのでしょう。

以降は反省点など。

 

コースタイム

登り

山と高原地図によると3時間40分。今回は3時間35分でした。

 

下り

同じく3時間。今回は2時間40分でした。

注意箇所

登り

ツボ足でも苦労することはありませんでした。特に氷ノ山越以降の岩と雪のミックス箇所は慎重に通過しました。

下り

山頂から氷ノ山越えまでは軽アイゼンがあった方が安全です。クラストしていませんが、勢いに任せて歩くと滑ります。ええ、尻餅程度で済んで良かった。

あと、雪より落ち葉が厄介でした。

氷ノ山越えより下は雪が溶けてぬかるんでいたり、濡れた落ち葉が岩や地面に張り付いてとにかく滑ります。

積雪部より、落ち葉ゾーンの方が歩き辛かったです。

困ったこと

インナーの薄手メリノウールとソフトシェルの汗が乾きません。

避難小屋で干していたら、翌朝はパリパリに凍っていました。翌朝に凍った服を着て行動するのはとても辛い。

ソフトシェルが全然乾いていなかったので、ここがボトルネックかなと。汗のかき方は程々だったはず。 

持って行った物

服装

上着モンベルの薄手メリノウール長袖、モンベルノマドパーカー、ストームクルーザー。

下はノマドパンツにストームクルーザー。

靴はモンベルアルパインクルーザー2500。靴下は中厚手メリノウール。

就寝用具

上着は替えの薄手メリノウール+パタゴニアのナノパフフーディ。

下はスペリオダウンパンツ。

シュラフモンベルのダウンハガー800#2。あと、サーマレストのZ lite sol。

その他

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ご飯のおかずを1品減らすこと数ヶ月。プロトレック PRW-60-2AJFを手に入れました。

旧モデルは文字盤が大きいのですが、PRW-60シリーズは視認・操作性を損なうことなく、ダウンサイズされていて使い勝手が良いです。

それからトランシーバー(八重洲無線FT1XD)も持参しました。IPX5なので、吹雪いてる中での運用には向いていないかも。

私は433.000MHz±1.000MHz付近で運用しています。今回は2、3度ワッチした程度です。

あとは水2.5Lや食料と合わせて計12.1kg。軽い。 

持って来た方が良かったもの

フリース

積雪していることを考慮していなかったので持参しませんでした。休憩時はダウンだけだと寒かったです。

スパッツ

ラッセルにはなりませんでしたが、短めのがあれば良かったかなと。靴のタンから侵入してくる雪を防ぐために。

軽アイゼン

下山時に滑ることがあったので必要です。

山トレーニン

夏頃、トレーナーにメニューを作ってもらい、片足スクワットやサイドレッグレイズなんやらをやっていたらあまり疲れない身体になっています。下山後も膝の痛み以外は大した筋肉痛はありません。

次の山行

ついに冬がやってきますね…!

ヤマケイ12月号によると年末年始も営業される山小屋があるようで興味津々です。燕山荘や宝剣山荘辺りならワンチャン…!

山小屋デビューしてみたい。