2018年4月29日-5月1日富山県立山DAY2
立山縦走の2日目(4/30)です。まずは雷鳥沢キャンプ場から雷鳥坂を登り、別山を目指します。
目次
雷鳥沢キャンプ場
AM4時半頃。今日は写真中央くらいに位置する雷鳥坂から登り始めます。
ほとんどの荷物はテントにデポしておいて、水や行動食、ファーストエイド、トレッキングポール、ピッケルなどをザックに取り付け5時半頃に出発です。
雷鳥坂
地図で確認したルートはどうも雪崩の通り道に思えてしまい、少し左に逸れるような経路で直登しました。
写真だと角度感が伝わりづらいのですが、もうめちゃめちゃつらいです。息も切れるし、太ももはパンプします。
あと、クラストしててアイゼンの爪もピッケルのスピッツェも刺さりづらいです。
劔御前小屋
AM7時33分。キャンプ場を出発して2時間ほどで到着です。
ここのバイオトイレ(男性用)は大の方が携帯トイレ専用部屋となっていました。携帯トイレがないとンコ出来ません。
水と行動食をほおばり、小屋の裏手から別山へ登って行きます。ここからは積雪が少なそうだったので一旦、アイゼンを外します。
室堂が随分遠くに見えます。
そして剱岳ですよ!剱岳!これだけで今回来て良かったと思いました。
地図で見るとさっぱり分からなかった谷の深さに驚きました。
明治当時の陸軍陸地測量隊はとてつもないところで測量を行ったんですね。
別山に向かう途中、東に見えますは立山連峰。これから縦走します!
別山(べっさん)
AM8時49分。別山に到着です。山頂です的な表示はなかったのですが、地図を見る限り、ここっぽいです。
少し歩いた北峰からは剱岳の展望が良いです。
真砂岳(まさごだけ)
AM10時25分。真砂岳到着です。ここを通らなくとも富士ノ折立に行けます。
ここから雷鳥沢キャンプ場へ下れるエスケープルートがあるようなのですが、辺り一面雪斜面でどこから下るのか分かりませんでした。
稜線には雪が無い場所もありました。
アイゼンを外したままのそのそと歩いて行きます。
富士ノ折立(ふじのおりたて)
AM11時47分。富士ノ折立に到着です。山の名前です。山頂の標識は雪の中に埋もれているようです。多分ここが山頂のはず。
次は大汝山を目指します。風は強かったですが、高低差もあまりなく歩きやすかったです。
大汝山(おおなんじやま)
PM12時11分。大汝山に着きました。木札がちょこんとのってるのが飾らなくて良いです。立山連峰の最高峰はここのようです。
休憩所は雪に埋もれて使えませんでした(バイオトイレがあるようです)
次は縦走路の最後となる雄山へ向かいます。
道中で雷鳥沢キャンプ場を見下ろしたところ。写真中央がそれです。拡大しても米粒ほどの大きさにも見えません。
雄山(おやま)
PM12時49分。雄山頂上に着きました。雷鳥沢キャンプ場を出て約7時間ほどでの到着です。
一等三角点がありました。時折、岩と雪のトラバースなどスリリングな場面もありましたが、何とかここまで来れました。
さてさて後は下るだけだと思いきや、雄山からの下りは残雪と岩の急な下りです。
もう体力は心許無く、ハンガーノック気味の状態で何とか下ります。
気を付けてはいたのですが、下り始めて半分くらいのところで滑落しかけました。残雪で滑ったのですが、滑ってすぐうつ伏せになり、両腕で何か(覚えていない、多分岩)に捕まり、運良く止まれたのには命拾いしました。
14時32分。膝を笑わせたまま、一の越山荘まで下りました。
一の越山荘からは直接雷鳥沢キャンプ場へ下る予定だったのですが、兎にも角にも腹が減ってしまっているので、一旦室堂へ向かいます。
肉まん的なものと飲み物を買いました。食べたら余計にお腹が空く…
雷鳥沢キャンプ場
17時34分。テン場に戻って来ました。張り綱の緩みは下山後の疲れきった私を表しているかのよう。
この後、テントに入るなり着の身着のまま横になると頭痛を発症し、変だなぁと感じつつ、まさか高山病…こんなことでjROの保険を使うわけには…スヤァ…
と思いきや、いつの間にやら1時間半ほど眠ってしまいました。余程疲れていたのか。
ご褒美を仕込んでいましたが、そんな気力も起きず。ひとまずメスティンで米を炊きます。ええ、北野エースのカレーですよ。
1日を振り返りつつ、就寝します。
明日は平日なのでテン場は少し閑散としていました。DAY3へ続きます。
DAY1の記事はこちら
DAY3の記事はこちら