アレ屋

バイクで登山口まで

2020年11月1-2日 1泊2日大分県くじゅう連山

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今回は「山と食欲と私」で鮎美ちゃんがお父さんのルーツを探しにやって来た、くじゅう連山トレッキングです。

「くじゅう連山」は付近の山の総称のようで、立山を連想させます。

行き帰りはフェリーで船中泊、トレッキング自体は1泊2日です。

 

 

目次

 

移動

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いきなり収容所を連想させますが、神戸の六甲アイランドからフェリー「さんふらわあ」に乗り、船内で1泊しつつ、大分県を目指します。1人だし、大部屋でいいかと思い、取った部屋です。

夕飯は船内レストランで定型メニューの弁当を食べました。以前はビュッフェ形式だったそうな。売店、ビールやカップ麺の自販機もありました。

 

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「九州」の名前を見て、売店で衝動買い。これと缶ビールをキメて、のんびり風呂も入りました。船内で入れるのはありがたい。

 

翌朝


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翌朝は展望デッキからの夜明け。目が覚めたら海の上にいるのは良いものですね。朝風呂も入れるようです。


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大分港に入港し、最寄駅の西大分駅へ徒歩で移動します。駅でテン泊用のつまみを買って行こうと画策していたら、おっと、オールドスクールステーションでした。

目的地の別府駅で降りて、名物のとり天でも…と思ったのに駅からちょっと離れたバスの乗り換え時間わずか6分。泣く泣く収穫なし。

バスは九州横断バスを利用しました。別府駅から少し離れた停留所から、長者原や牧の戸まで1本で行けます。事前予約がおすすめです。

 

牧の戸登山口

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別府駅から約2時間。牧の戸に到着です。トイレや売店がありました。バスでのアクセスだと、長者原(ちょうじゃばる)か、ここ牧の戸から登り始めるのが一般的なようです。ここに来るまでにたくさんの路駐で溢れていました。人気の山なんでしょうね。


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登り始めは石畳でしたが、森林限界が低いのか、すぐに視界が開けてきます。コレコレ。


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登山道も広くなってきます。というか広い。前半は1人通るのがやっとの道も多く、やや渋滞していました。


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好きな稜線です。山に来た感じがしますね。

 

扇ヶ鼻分岐


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この分岐で「久住分かれ」か「星生山(ほっしょうさん)」へ向かえます。

計画だと「久住分かれ」に直行だったのに、勘違いして星生山へ。登山届けのコピーを持っていたのに道を間違えました。コースタイムで30分ほどのロスです。


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そうは言ってもこの稜線を楽しもうじゃないかと、あまり悲観的にならず、来た道を振り返ってみたり。いや、しかし何か雲が厚いな。


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分岐からはちょっと急登があったり。山頂付近も見通しは良いです。

 

星生山(ほっしょうさん)


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星生山(ほっしょうさん)に到着。硫黄山、噴気地帯が見えます。


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ここから本来のルート、「久住別れ」というのを目指すのですが、星生山の下りが中々険しいこと。写真は星生山山頂から撮ったもの。あまり高度さが伝わりづらいですが、ルートの目印らしきものはなく、手探りで降りていきます。


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ガスが濃くなり、慎重にコンパスで進路を確認してると、人集りを発見。

 

久住分かれ


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人集りまで降りて、少し進むと目的の「久住分かれ」に。ここからは久住山を目指します。


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ザレ・ガレ場をのろのろと歩き、写真の右奥方向、久住山はもう少し。

 

久住山

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いつの間にやらガスガスになりましたが、なんとか到着。

 

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次はガスの中、中岳へ。


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山の中に突然現れる湖に驚き。しかも湖畔を歩けるようで(岩場)。

というか、この時もルートファインディングミスで、池の南側を通りました。本来は北側をピストンだったのに。どこで間違えたのだろう・・・

さほどコースタイムに影響は無いので、気にせず進みます。


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中岳に到着。ここが九州最高峰のようです。ガスのせいか、久住山に比べるとこちらは人が少ない。行きは池を通ったので、帰りは天狗ヶ城(てんぐがじょう)経由で久住分かれに戻ります。

途中、何度かやっほーの掛け声がこだまするのが聞こえました。そういえばそういう慣習があったなと。

 

天狗ヶ城


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中岳から天狗ヶ城への途中で本格的に雨降りになったので雨具を着込みました。ここからはまた久住分かれに戻ります。


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久住分かれからは、法華院温泉山荘方面に下り、坊ガツルキャンプ場へ。写真は随分下った後です。

ガスっていたので下り始めの道を見つけるのにちょっと迷ったり。


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奥の方が法華院温泉山荘へ向かう道。


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途中、横切った岩場。編笠山みたい。


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坊ガツルまでも、まあまあ岩場を歩いたりします。

 

法華院温泉山荘


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ようやく法華院温泉山荘に到着。自販機にビールがあるのを確認し(ロング缶450円!)、もう少し下ると、


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湿地帯が見えてきて、

 

坊ガツルキャンプ場


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ようやく坊ガツルキャンプ場到着です。1,500張出来るらしく、かなりの広さです。人も少なかったので平なところを探して設営します。


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辺り一帯はススキの群生。湿地を維持するため毎年、野焼きが行われるようです。

 

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法華院温泉山荘には温泉があり、その後、一杯キメられます。


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キャンプ場へ行く途中に咲いてたミヤマキリシマ。多分、ミヤマキリシマ。


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キャンプ場へは木道を通ります。湿地と相まって尾瀬のような雰囲気。
この後は、スキットルで密輸したスコッチをたらふく食らって、記憶がありません。

 

2日目


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夜通し雨のため、2日目は大船山(たいせんざん)アタックを中止し、長者原(ちょうじゃばる)登山口へ下山しました。

バスまでの時間が長かったため、ビジターセンター等で時間を潰しました。台風の被害状況をここで知ることが出来ました。登山道は地元の高校生達もボランティアで整備されているようです。

他の山に比べ、コースを示すテープ類をほとんど見かけなかったのはこれが原因かと今更知りました。

 

下山後


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長者原から高速バスに乗り、別府駅で降り、ちょいと晩酌を。
この時期、関鯖が旬らしいので仕方なく仕方なく頂戴します(大事なこと)

 

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〆に頼んだ天丼がワンパクでした。山から降りて来たのでこのくらい余裕です。

今回は山メインで観光出来ませんでしたが、次回は温泉の蒸気で海産物等の食材を蒸す「地獄蒸し」というのを体験したいです。何でも地獄蒸しプリンというのがあるとか。

また、くじゅうに来なきゃ・・・!