アレ屋

バイクで登山口まで

2020年7月23-25日 尾瀬・燧ヶ岳・至仏山

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今年も尾瀬にやって来ました。
昨年と同じく、どんよりとした天気。

スマホのバッテリーの調子が悪く、あまり写真を撮れなかったので今年の山行はダイジェスト的な感じです。

※2020年は尾瀬一帯にある山小屋は営業を中止されているところがあるため、これから向かわれる方は事前のチェックを推奨します

1日目

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今年のコースは計3日間で、

1日目は鳩待峠から山ノ鼻経由で見晴キャンプ場へ。

2日目は見晴キャンプ場を拠点に、アタックザックで燧ヶ岳を見晴新道ピストン。

3日目は見晴キャンプ場を撤収後、山ノ鼻から至仏山経由で鳩待峠へ戻ります。


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初日はのんびり鳩待峠から歩き、至仏山荘で昼食。この時はカレー、豚汁くらいしかありませんでした。

あと、今年は山の鼻のキャンプ場は予約制になっていました。


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見晴キャンプ場へ。途中、ツキノワグマの子供らしき姿を目撃。

しばらくあちこち動き回っていたため警戒して立ち止まっていたら、いつの間にかいなくてなっていたのでそのまま先へ。

目撃情報は知っていてもいざ出現すると緊張します。


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そんなこんなで見晴キャンプ場に到着し、そこから少し離れた桧枝岐小屋横の「喫茶ひげくま」で焼肉定食の誘惑に抗いながら、まずはビールで🍻

今年もいつものお兄さんがフロントで切り盛りされていました。

 

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夕飯。今年はバスマティ炊飯にしてみました。


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カレーはレトルトでプー・パッ・ポン・カリー。タイで食べられている蟹肉のカレーらしいです。

2日目


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2日目の燧ヶ岳は午前中の雨脚の弱い時間帯を狙い、見晴新道から山頂ピストンです。それでも大分ぬかるんでいて、それはもうワンパクな姿に。

昨年と比べ木の階段が増えていて、歩きやすくなっていました。


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今年の寝床。my new gear...ことヘリテイジのクロスオーバードーム2gです。

グラウンドシートが付いていないので、SOLのヘビューディーべた敷き(雑)

耐水圧は1初代よりアップしていて安心していたのですが…


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朝起きたら水浸しに😭

確かに雨は強かったのですが何とも残念なことに。結露も酷くて、天井から滴ってきます。

シングルウォールは初めてだったのですが、雨の侵入を嫌がってベンチレーターを閉じていると、酸欠の影響か気分が悪くなってきたりと、中々手こずりました。

生地に透湿性はあっても通気性は無いという説明はこの事かと実感😓

フロア水浸しの件は、生地の耐水圧を超えて雨水が入ってきたのか、穴が空いたのかまだ分かっていないので検証してみます。10mmくらいは耐えるはずなのに。冬じゃなくて助かった……

※帰宅して調べてみると穴は開いていませんでした 

3日目

至仏山での事故

至仏山の下山途中、木道で転ばれた方を目撃しました。

初めは、溝にはまって抜けられないのかと思っていたのですが、どうもそうではない様子。

近寄って見ると、肘が曲がってはいけない方向に曲がっていたため、通りすがった我々3人で手分けし、救助隊への連絡、泣けなしの知識と持参していたファーストエイドキットから非伸縮テープとトレポで仮固定後、圧迫し過ぎていないか指先の感覚を確認、所持していた市販の鎮痛剤を渡し、後ろから脇を抱え起こし、防寒着や貴重品をお渡しした後、お預かりしたザックを下山口まで運びました。

下山中に救助隊の方とすれ違い、待機されている位置を伝え、そのまま下山口へ。屈強な救助隊の姿を見て安心しました。

警察含め、10人ほどはいたと思います。事件性の検証等があるのでしょう。それにしても人1人助けるのにこんなにも多くの方が関わるとは思ってもみませんでした。

その後の下山中は処置の内容を思い返し、出血の有無をしっかりすべきだった(確認前にレインウェアの上からテープで固定してしまっていた)、心拍を測れば極端な異常には気付けそうだった(一般的な心拍数より低過ぎる場合は失血の可能性、市販薬を無闇に渡すべきではなかった(結果多少効果があったようでしたが)、水・行動食を分けるべきだった(水をお持ちなのは知っていました)、などなど反省しきりです。

いざこういう状況に出食わすと、とっさの判断がとても難しいと痛感しました。
下山後、救急の方に被救護者のザック一式を預け、我々の山行は終了です。

思いがけないアクシデントでしたが、自分もいつかこういった事故を起こすかもしれないし、お互い様と考え、余裕を持って歩いて行きたいです。