兵庫県高取山
先日、ようやく「孤高の人」上下巻と単独行を読み終えました。読み終えてから同作品に登場する高取山へ行ってみたくてしょうがなくて天気が悪かったのですがコンパスの使い方を練習するのも兼ねて行ってきました。
実は以前に六甲山のプチ縦走にチャレンジしたときにも通過した山でもあります。
出発(須磨浦公園駅)
六甲全縦するつもりはなくとも、やはりスタートは須磨浦公園駅。朝7時前のスタートだったので全然人気がありませんでした。
鉢伏山
まずは鉢伏山へ。トレッキングを始めて初の霧中山行です。いわゆるガスですが、予報では午後にかけて晴れるはずなので気にせず先へ進みます。
いや、気にするわ…全然先が見えない…ひとまず道印とコンパスを頼りに歩いて行きます。
山中もこんな感じでガスっています。雨は降っていなかったので歩けなくはないです。
旗振山
旗振山に到着。約30分ほどかかって7時24分着です。まだ霧は晴れません。
次の鉄拐山へ向けてどんどん進んで行きます。
小雨が降ってきたので雨具を羽織ります。今日はジオラインにストームクルーザーという出で立ちです。
鉄拐山
7時35分。鉄拐山着。中々視界が晴れません。
このあたりは比較的なだらか。もうすぐおらが茶屋が見えます。
奥にぼんやりとおらが茶屋。今度来る時は営業時間内に行ってみよう。
高倉山
おらが茶屋を越え、高倉山から高倉台にかけて下りになります。
400階段
高倉台を抜け、400階段へ。
日々のトレーニングの成果もあって余裕余裕。
もうしんどくなってきた。
太ももがパンプしています。
まだ終わりが見えない。
もうかなりつらい。
終わりが見えた。
振り返ったところです。よく登ったなー。
さて難所を越え、次は須磨アルプスを目指します。
横尾山
横尾山頂を越え、須磨アルプスを目指します。
下りが急なため、鎖を頼りに進みます。
須磨アルプス
須磨アルプス。ただでさえ痩せ尾根なのにガスってて周りが見えないのが余計に恐怖心を駆り立てます。
まずは下りです。
そして登り。槍ヶ岳の北鎌尾根とかこんなルートがずっと続くのだろうか。
チムニーを歩きます。
特に鎖やセルフビレイに使えそうなものは見当たらないのですが、三点支持で慎重に登ります。写真で見るほど登りにくくはありません。
軽くロッククライミングだなと思いつつ、このくらいだとセルフビレイせずに登るものなんですね。
馬の背
ようやく須磨アルプスの馬の背に到着。
振り返ると痩せ尾根が怖い。こんなことろ歩いて来たんだ。
馬の背を越えると後はひたすら下って妙法寺前を通り、住宅街を抜け、高取山を目指します。
高取山登山口付近にある公園では桜が咲いていました。
高取山へ
ほぼ山頂だと思い、高取神社と勘違いして荒熊神社でお参り。
荒熊神社正面右奥に高取山頂上への案内看板を見つけたので案内通りに歩くと三角点が移動したとの案内が。ちなみにここを登っても元来た場所へ戻るのであまり意味はありません。
高取神社でお参りした後、そのまま下って行き、安井茶屋近くの休憩所で少し早いランチ。ツナとまいたけの炊き込みごはん。コップの中はアマノフーズの豚汁。メスティンから蒸気が上がっている間はまだご飯が炊けていないと油断していたら少し焦がしました。焦げ臭い匂いがしていないかまでチェックする必要があります。
食後のコーヒーも忘れず。
コンパスと地図読み
今回のトレッキングでは2万5千分の1縮尺の地図とコンパスのみで歩いてみました。目的地の方角が分かるので、北や南から巻いて歩いて行こうとしているのが分かるとなんだか楽しくなってきます。須磨アルプスを過ぎた後は随分北に進むのだなと思いました。
コンパスを使いましたが、知っている道なのと、道中は案内標識がそこかしこにあるため迷うことはありませんでしたが、コンパスを使って今自分がどこにいるか確認する術がよく理解出来ていないので日本アルプスへ行くとなると迷子にならないため、しっかり練習しておく必要があるでしょう。
場所によっては道しるべがしっかりあるのでそう困らないでしょうけれどできるだけスマホを使わず景色を眺めて歩きたいのでコンパスと地図でやってみます。
次はどこをトレッキングしようかな。