香川県寒霞渓
暖かくなってきたのでキャンプついでに香川県小豆島の寒霞渓に登って来ました。キャンプ地は再び小豆島ふるさと村キャンプ場です。今回は前からやってみたかったタープ泊に挑戦してみたり。
以前のふるさと村キャンプの様子はこちら。
出発
始発の7時15分姫路港発のフェリーに乗り、小豆島の福田港へ。
福田港からはバスで草壁港へ向かいます。
草壁港から登山口でもある寒霞渓山麓にある紅雲亭駅(ロープウェイ乗り場)までバスが出ていますが、今回はあいにくバスの運行時間に合わなかったため、登山口まで歩いて行くことにしました。約4.5km。徒歩1時間ほどと見込みます。
こんな感じで登山口までの案内が出ています。遊歩道がいわゆる登山口にあたります。
のんびり歩きつつ標識を確認していきます。山頂まで13km・・・?徒歩1時間で登山口に着くんじゃないの?
途中、旧道がありました。今度はこっちから行ってみるのもいいかな。
ひたすら寒霞渓の方へ。
寒霞渓の稜線が見えて来ました。
ここの分岐を右に歩くと遊歩道が見えます。
この看板を右に行くとすぐ遊歩道入り口。
ここからトレッキング開始。通行止めは解除されています。
寒霞渓トレッキング
今回は3つある登山道のうち「寒霞渓裏登山道」を歩きます。道中は整備された道を歩きます。ただし勾配がかなり急です。
裏登山道の裏八景の1つ、螺貝岩。
二見岩。
大亀岩。写真だと分かりづらい。
幟岳。
石門。
松茸岩。
鹿岩。どうやら石門祠を撮影し忘れていたみたいで裏八景のうち計7つを写真に収めました。
山中は角ばった岩肌が多い。
少し雨が降りましたが日が差してきました。かすかに風が吹いており、森林浴が気持ち良い。
ザックの重みで太ももがパンプするほどではありませんが、いつまでも登りがキツイ。
途中、小休憩をはさみながらゆっくり一歩一歩進んで行きます。
山頂が見えて来ました。
寒霞渓山頂
11時4分に登山口に着き、12時着。かなりゆっくりペースのつもりだったのと写真を撮りながらだったのに案外早く到着しました。
ここからさらに三笠山へ1kmほどで縦走することも出来ます。また下山口は登って来た裏登山道を含め3つありますが、今回はロープウェイで下山します。
バスツアーの観光客に混ざって撮影。桜が咲いていました。
ここから海の方を眺められます。柵の向こう側へ「かわらけ」(お菓子?)を投げる文化があるのだとか。
少し曇っていましたが良い眺め。
駅前出店でソフトクリームを頂きます。小粒オリーブの香りと食感がうまい。
ついでにオリーブ豚コロッケも。食後はロープウェイに乗って下山します。
ロープウェイの中から。ビレイオン!
クライミーン!
と言っても岩肌が遠目でザレてるのが分かるのでハーケンとか刺さらないでしょうから登るのは難しそう。
ロープウェイを降り、バスで紅雲亭駅から草壁港まで向かいます。
草壁港からはキャンプ場へのバスの時間に余裕があるので近くのうどん屋へ。香川県のうどん、うまい。また高松にうどんツアーに行きたい。
おいしかったのでお土産に生うどんを1玉買いました。と、余計な買い物をしたせいか結局バスの時間に間に合わず、チェックインに遅れてしまうも何とかキャンプ場へ。
ふるさと村キャンプ場
今回はテントを持参せず、ニンジャタープとシュラフでいわゆるタープ泊をやってみました。タープの設置方法はこちらを参照。
正面向かって右側。寝床はガイポイント同士をくっ付けて風が入りにくいようにしています。
後ろ。張り綱は4隅と前後の計6カ所にとっています。
中はこんな感じ。案外快適。
夕飯の支度
火を起こしつつ、道の駅で買ってきた練り物をあぶり、自家製梅酒をちびりとやりながら夕食の準備。焚き火が燻製の役割も手伝ってタコ天が香ばしい。
キャンプ場の職員さんから、しいたけをおすそ分けしてもらいました。半分は石突きをとってひっくり返して焼きます。もう半分は次の献立へ。
グラタンです。保冷剤と保冷バックで頑張ってバターやチーズを運んで来た甲斐がありました。
モッツァレラチーズがうまいこと溶けることが分かったので、チーズフォンデュも出来そう。頂いたしいたけはあらかじめ茹でておいたものにチーズを絡めて食べました。
あとは焚き火タイムを楽しみつつ、スピーカーのボリュームを絞ってフリーソウルを聞きつつ就寝。
起床とタープ泊の感想
翌日AM4時起床。
タープの幕体が風にあおられる音と前室がオープンな環境のおかげで荷物が飛んでいかないか&盗まれないか心配で寝付くのに時間がかかった割に目が覚めるのは早かったです。
途中、風が入るのを和らげるため、ポールを低くしましたが、張り綱の調整がうまくいかず幕体の張りがなくなり、寝室が狭くなり寝苦しくなりました。
寝床を少し移動させてなんとかなりましたが、今回は前室を作っていたので思い切って寝室だけにするか、あえてフロアレスにしてしまうのもアリかも。
夜通しの気温は10度くらいでインナー+フリース、下は半パンで寝ていて寒くなかった、というより汗をかいていました。
モンベルのダウンハガー800#2だと過保護気味ですね。あとエアパッドが寝づらいのでマットが欲しい。夏用シュラフと合わせて検討です。化繊にするか#5あたりにするか悩ましい。
朝食
道の駅で買っておいた「こびきばちうどん」を茹でて、付属の醤油をかけてるだけのいわゆる「ぶっかけ」。コシが強くて食べごたえ抜群。
日が昇って来たので撤収の準備をしつつ、バスの時間までコーヒータイム。といってもまだ6時くらい。今回はカルディのイタリアンローストを粗め(12目盛)に挽きます。それでもスターバックスのようなかなり濃い味になります。
気持ち早目に停留所へ向かったところ、バスの到着とほぼ同時くらいのタイミングに。どうしてかと思ったら年度が変わって運行時刻が変更されていたみたいで。
帰りのフェリーに乗り、帰路へ。往復切符だと1割安くなり、2週間の間で使い切れば良いのでお得です。
今回の持参物
ザックはリッジラインパック40L。
メイン
・NINJA TARP
・ヘリノックス チェアワン
・トレッキングポール×2
・JBL CHARGE2(スピーカー)
・ダウンハガー800#2
・ULコンフォートシステムエアパッド180(旧型)
・ピコグリル398(焚き火台)
・フィールドホッパー(簡易テーブル)
着替え
・フリース
・ノマドパンツ
・ロンT
・Tシャツ
・パンツ
・登山靴用靴下
・マフラータオル
コッヘル一式
・アルパインクッカー16インチ
・アルパインフライパン16インチ
・アルパインケトル0.6L
・チタンカップ450
・プラティパス2L
・スプーンとフォーク
・ナイフ
食材
・生スパゲティ×2食分
・ベーコン
・バター
・小麦粉(薄力粉)
・調味料
・粉末コンソメ
・オリーブオイル
・クレイジーソルト
・コーヒー豆(80g)
40Lのザックでも意外と入るものだなーと。これらのうちケトルとカップはザック外にカラビナで取り付けています。
山行後の一泊と体力
山行と言っても縦走なしで計2時間ほど歩いたくらいなのでそれほど疲れはありませんでした。
と言うのもここ2週間ほど10kgの水をザックに詰めてウォーキングするというトレーニングを行っていました。
効果の程は実感出来ているかは微妙なところですが、今回は背中に13kg背負っていたにも関わらず肩が凝ったかな?くらいの疲労度でした。
ただ、今後考えているアルプス縦走となると高山であることや気温などの環境変化により、体調維持が難しくなると想定しているので1週間の山行で考えた場合、中休みを設けるつもりです。荷物も今回以上に重く、おそらく20kgほどになり疲れやすくなるでしょうし。
体力も問題ですがそれより死活問題なのが風呂に入れないこと。疲労回復より頭が痒くなるのは何とも我慢し難い…無水シャンプーを探すか、ハッカ油を試してみるか。
来週は山行を休み、体力回復に努め、食料やらアルプス行きの準備をします。その前に具体的な行き先を決めないと(汗
余談
ピコグリルが錆びた鉄の板みたいな色になってきました。焚き火以外にも炭焼きBBQに使っているからかな。お気に入りなので錆びる前にきちんと洗ってオイルを塗布して保管しておきます。